〜Telegraph|プレミア夏の移籍通信簿〜
夏の移籍市場もついに幕を閉じました。今夏もマンチェスターの赤いところが移籍市場で期限を延長するという荒業を披露したりと、多いに盛り上がりを見せま した。さてTelegraphがそんなプレミア20クラブの夏の移籍市場のまとめと共に10段階で採点をしていたのでご紹介したいと思います。今回は Twitterで@shu8nearさんにもご協力頂きました(https://twitter.com/shu8near)。ありがとうございました。
【アーセナル 採点:7】
【アストン・ヴィラ 採点:7】
【バーンリー 採点:7】
⇒ショーン・ダイク監督は既に勝ち点をいくつか重ねプレミアで臆することなくやっている。ローンで獲得した若手有望株のキーン(ユナイテッド)やチャロバ(チェルシー)はレギュラーの座を勝ち取る可能性あり。ハルからやって来たボイドにも得点力を期待できるだろう。
【チェルシー 採点:9】
⇒モウリーニョはデッドラインデーでのパニックを回避すべく大きな補強を早い時期にまとめ、トーレスの代役も即座にレミーで補った。コスタとセスクは既に素晴らしい契約である事を証明しており、チェルシーは前線から中盤、左サイドバックに至って見事に弱みをカバーした。
【クリスタルパレス 採点:6】
【エバートン 採点:7】
【ハル・シティ 採点:8】
⇒採点はもう少し高くても良かったが。キー補強として挙げていたスノッドグラスが怪我により破断になったのは彼らの責任ではない。ブルース監督はプレミア実績のある選手だけでなく、国内外に渡るエキサイティングな若手も獲得した。高みを目指す準備は整ったと言える。
【レスター・シティ 採点:7】
⇒パーキンソン監督は多くの獲得を早期にまとめた。ブライトンから獲得したウジョアは£8mでクラブレコードを記録。何よりカンビアッソの加入はサポーターにとって最高の殊勲だろう。
【リバプール 採点:7】
【マンチェスター・シティ 採点:8】
【マンチェスター・ユナイテッド 採点:7】
⇒ファルカオやディマリアに大金をつぎ込んだのはまるでプラズマ液晶のTVを買ったようなものだが、彼らは扉の鍵が壊れているのを忘れてしまってはいないか。
CBと中盤底には相変わらずワールドクラスはいないが、エンターテイメント性においては文句無し。
【ニューカッスル 採点:6】
⇒何とかして9人の新加入選手を獲得したが昨季からの主な弱点には手つかずのまま。ストライカーの獲得失敗は開幕後に露呈した攻撃の鈍さの改善に失敗することになりかねない。ヤンガ=ムビアを放出し代役を確保しなかったことはCBのオプション不足を意味する。
【QPR 採点:5】
⇒QPRはこの移籍市場でも苦しみ、かつての不吉なシーズンと似たようなものを感じる。経験を重視した獲得を行ったがサンドロやリオなどがフィジカルとメンタルの両面で準備ができているかが問題だ。FW獲得にも動いたが、シーズンを戦い抜くには質が十分ではない。
【サウサンプトン 採点:6】
⇒この市場では二つの局面があった。ララーナやロヴレンなどは高額であっても売却したが、シュナイデルランの売却拒否が1つのターニングポイントだった。賢明な補強により新たなスカッドでもトップ10に到達できる力はあるように感じられる。
【ストーク 採点:7】
⇒ヒューズは資金を多くは費やさなかったが実力者たちを獲得した。バーズリーやシドウェル、モーゼスはプレミアを知っている選手だ。オデムウィンギーの深刻な怪我の後にはすぐにアサイディ獲得もまとめた。
【サンダーランド 採点:6】
【スウォンジー 採点:8】
⇒ボニー残留はモンクにとって極めて重要で、あとは重要なポジションを強化することに努めた。帰ってきたシグルドソンはすぐに馴染み、ファビアンスキによって経験も加わった。フェデリコ・フェルナンデスもCBを支える上で高いクオリティーを加えることになるだろう。
【トッテナム 採点:6】
【ウェストハム 採点:7】
⇒ソングの獲得がこの夏で際立っていた。バルセロナからレンタルしたこのMFはビッグサムのチームに堅さと高いクオリティーをもたらすだろう。クレスウェルは有望なレフトバックだ。負傷したキャロルの代役となるヴァレンシアには大きな期待がかかるだろう。
【WBA 採点:6】
⇒アーヴァイン監督は計11選手を獲得したは良いが、彼らを素早くフィットさせるプレッシャーに晒されるだろう。その他多くの獲得はクラブの欧州スカウトの情報網に頼ったが、ディナモ・キエフのブラウン・イディエ獲得にはおよそ£10mをかけた。
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チェルシーは20クラブ中唯一採点9を貰う結果になりました。贔屓目なしに見ても今夏のチェルシーのフロントの動きはお見事だったかなと。モウ リーニョも絶賛していましたが、これまでウィークポイントだった「ゴールスコアラー」と「中盤での創造性」というこの2つのノルマをコスタ&セスクで早期 に抑えたのが大きかったです。ルイスも左SBのバックアップとしてすぐに獲得に漕ぎ着けましたし。そのおかげで残りの期間は若手ローン組であったり、外国 人枠の調整に充てる事が出来ました。おかげさまで今年のデッドラインデーは落ち着いて他クラブの動向を見て楽しめたかなあ。なんだかマンチェスターの赤い ところが大金ふるって荒々しく選手たちを獲得しているところを見ると、数年前のうちとすっかり立場逆になっちゃったかもなんて思ったりもしました。