うるとらんぷす

「チェルシー」という単語に対する反応が人より2.7倍速いチェルサポによる備忘録。

"2014W杯 プチレビュー" ~あんな人こんな人~

約1ヶ月に渡るW杯も幕を閉じ、4年後の夏まで暫しお別れ。ということでプチレビューとして、印象に残った選手をピックアップしていきたいと思います。非常にプチでございます。

 

 
まずはこの人に触れないわけにはいきません。我らが鉄人フランク・ランパードイングランド代表全体を振り返れば、昨季リバプールで飛躍的な伸 びを見せたスタリッジスターリング、どうも何かを失ってしまったようなルーニー、『便器』ことグレン・ジョンソンのオーバーラップを中心に勢いで戦いま したが、大会唯一のハイライトは「ルーニーのW杯初得点ではしゃぎすぎて足首を折ったフィジオ」という情けなさ(ケーヒルは頑張ってました)。そんな中に あって、敗退決定後のGS最終戦で一人気を吐いてました。大先輩を気遣ってプレーしないウィルシャーの自由奔放さにもマケズ、スモーリングの『なんだそのミスは』と言いたくなるようなポカにもマケズ、大会前『チェルシーリバプールに彼を売ったのは間違いだった』とおだてて爆発に期待するもその期待を見事 に裏切ったスタリッジにもマケズ、腕に巻かれたキャプテンマークに誇りを持ちひたすら国のために走り続ける。『そういう選手に私はなりたい』ときっと若手 達も思ったはず。きっと。
 
まだ正式な発表はされていませんが、ランパードは今大会を最後に代表を引退するのでは、と噂されていました。今後どうなるかは分かりませんが、試合終盤ジェラードにキャプテンマークを託したシーンは感動的でした。イングランド、次の監督は慎重に選びましょうね。
 
 
 
【アンドレス・グアルダード(メキシコ)】
個人的な今大会のGSベストマッチはブラジル v メキシコだったのですが、グアルダードはその試合の中でも特に際立っていました。激しいトランジションの中でもプレーの判断をほぼ間違えない。相手プレス に対してパスでもドリブルでも対応できる能力は相当高かったです。クロアチア玉砕の立役者と言っていいと思います。
 
 
 
香川の目指すところはここなんじゃないかと思わせた選手です。狭いスペースでの動きがとにかく上手い。あとサンチェスが自分のテクニックの引き出しとして持っている「DF背負いながらボールを受ける時に、ボールに逆回転をかけながらフリックしてターン」
 
 
には驚かされました。アーセナルとの相性とも良いので、来季からプレミアを盛り上げてくれるんじゃないでしょうか。格闘家の山本KIDさんに似てる。
 
 
 
ダビド・ルイス(ブラジル)】
ドイツ戦、オランダ戦の印象が大きすぎて、大分酷な評価をつけられているルイス。あれはチーム全体としての問題だし、ボランチへのタスク配分が曖昧すぎたので、少なくともワーストイレブンに選ばれるようなパフォーマンスでは無かったと思います。自国開催ということもあって、背負わなくていい事まで必要以上に背負っちゃったかな。ルイスはああいう陽気な性格して実はメンタル弱かったりするので、これがクラブで響かないといいなあと思います。PSGでもあの大振りな空振りフェイント見せちゃってください。
 
 
 
【デアンドレ・イェドリン(アメリカ)】
ベルギー戦で途中から入ってきたのが初見でしたが、思い切りの良いプレーと思い切りの良い髪型が印象的でした。スピードもあるし、プレミアが似合いそう。というよりプレミアで見たいのでどこか動いてくれないかなあ。
 
 
 
【マルコス・ローホ(アルゼンチン)】
チェルシーが目をつけている」との事前情報があったので注意深く見てました。フォームがアシュリーに似てる。右足使えない子というのも似て る。何度か裏取られるシーンがあったので、そこは弱いのかなという感じでしたが、空中戦の競り合いはかなり上手いです。ファン・ペルシーへのパスを何度も 頭でカットしていましたし、その辺りはセットプレーでの攻撃力含めて評価出来ますね。今大会はこのローホはじめ、ポルトガルリーグのスカウト陣の優秀さを 感じました。