うるとらんぷす

「チェルシー」という単語に対する反応が人より2.7倍速いチェルサポによる備忘録。

【BPL#3】"GOODison Park"~エバートン v チェルシー~

鬼門グディソンです。開幕2連勝のチェルシーに対するは、2分けスタートと本来の自分たちらしさを取り戻しつつあるエバートンエバートンは スロースタートじゃなきゃ)。ただし、油断は禁物。トップにはこれまでローンという事で相対することのなかったルカク、ベンチには髪型が斜めという新境地 を切り開いているエトーさん。

 


この試合のスターティングメンバーはこちら。開幕2試合とは異なり、ラミレスが中盤底、セスクがトップ下、ウィリアンがサイドに入ります。オスカーは足首の怪我での欠場のようです。軽い怪我だといいんですが。それではキックオフ。


〇「ずれ」への侵入
 チェルシーは立ち上がり1分というところでいきなり先制します。そして即座に追加点。馬鹿試合のトリガーともなったこの2点を生み出したのは「エバートンボランチのずれ」でした。
セスクのトップ下、運動量が武器のウィリアンがサイド、ダブルボランチにマティッチ&ラミレスという圧倒的ハイプレスを敷いたチェルシーエバートンは対処しきれ、ずボールロストをする場面が多くありました。ただそれ以上に悪かったのは、バリー&マッカーシーボランチのポジショニング。 2人が並列してブロックをつくるまでは良いんですが、スリーセンターをしたかったのか、2人とも右サイドに偏ったポジショニングをしていましたね。先制点 は、その2人の脇のスペースを上手く利用しバイタルに侵入することに成功したセスクが相手SBとCBの間の裏をとったコスタにスルーパスを通すことで生ま れました。


〇中盤トライアングルとバイタルケア
 この試合の最終スコアはEVE 3-6 CHE。これぞ馬鹿試合、という試合になってしまいました。まあ勝ち点3が何よりも重要なので、と言いたいところですが流石にバイタル空けすぎだろうとい う守備が散見されていたのも事実です。上に挙げたエバートンのずれ、そしてチェルシーのバイタルへのケア不足がこの馬鹿試合のトリガーとなったのかなと。
バイタルへのケア不足は決してこの試合だけのものではなく、バーンリー戦は特にレスター戦でも見受けられていました。『今日は相手がレス ターだったけど、これがもし...』という悪い予感がエバートン戦で形になりましたね。やっぱりこのレベルになると容赦はしてくれません。いまある中盤ト ライアングル=「ダブルボランチ+トップ下のトライアングル」は上手く嵌ればかなりの効果を得られる一方で、まだ守備に関しては改善の余地ありです。マ ティッチもラミレスも、持ち場離れてプレス行っちゃうもんだからバイタルが留守になってしまう。セスクはどうもネガティブトランジションが遅い。後半のミ ケル投入はそういった意味での投入でもあったと思います。まさか最後にあんなお洒落ヒールでアシストするとは投入したモウリーニョも予想していなかったで しょうがw


〇クルトワの足元
 これはプレシーズンでも既に声があがってましたが、クルトワはプレッシャーかかると案外足元の精度がガクっと落ちますね。特に利き足で ない右は使いづらそうだなあと。この試合はシュートへのレスポンスは相変わらずのものを見せていましたが、ハンドスローでミスしたりと、少し足元の弱さが 目立ってしまいましたね。まだ若いし逆にここまで弱点が少ないのが凄いんだろうけど。


FT:エバートン 3-6 チェルシー|Mirallas(45'), Naismith(69'), Eto'o(76') / Costa(1'), Ivanovic(3), Coleman(67'), Matic(74'), Costa(90')
 
お互いバイタルに鍵をかけず撃ち合った結果、このスコアに。ただ鬼門グディソンで勝ち点3を持って帰れるのが一番なので、GOODとしますか ね。コスタは変わらず相手DFと揉めてましたけど、あれはあれですね。ピルロのFK、スコールズロングフィード、ヤングのダイブに並ぶお家芸です。コス タの一揉め。