うるとらんぷす

「チェルシー」という単語に対する反応が人より2.7倍速いチェルサポによる備忘録。

【BPL#6】"WIN At Ease"〜チェルシー v アストン・ヴィラ〜

開幕から出だし好調のスタートを切ったヴィラをホームに迎えた試合。試合前にはジョーがチェルシーのベンチに挨拶にくる姿も。ピッチに出てきて欲しかったですが、惜しくもベンチ入りすらならず。

 


両者スタメンはこちら。チェルシー公式ではヴィラは4-3-3ということでしたが、基本的には4-5-1での陣形をとる形が試合の大半を占めていました。それではキックオフ。


◯前半のヴィラ(ディフェンス)

 上記にあるようにヴィラは中盤をスリーセンターで固め、「チェルシーの中央突破をなんとか凌ぎたい」という意志を前面に出したような守備。なるべく4-5の幅をコンパクトにし、ブロックのライン間にボールが入れられたら素早く複数人で囲むという意識が見られました。


〇前半のチェルシー(オフェンス)~中央ダメなら大外で~

 中央をスリーセンターにより固められたので、当然の流れとして大外(サイド)からヴィラの穴を探っていくチェルシー。この試合割と早い段階で先制に成功したわけですが、先制もその大外から崩した形。その中で特に目立っていたのが、ヴィラの連携不足神出鬼没のウィリアン

具体的にヴィラのどこが連携不足だったのかと言うと、マークの受け渡しです。先制のシーン、イヴァノがサイドでボールを持ったときにウィリアンが既に裏へのスペースを見つけてランし始めていたのですが、それに対してシソッコとヴァイマンはどちらがボールホルダーであるイヴァノを見てどちらがウィリアンについて行くのか、実に曖昧でした。

リプレイをよく見てみるとリチャードソンがヴァイマンに『(ウィリアンを指差しながら)あいつについていけ』という合図を出して いるんですが、ヴァイマンは一瞬迷いを見せ結局ウィリアンを捕まえ切れず。まあプレミア屈指のアジリティを誇るウィリアンに90分ついて行けなんていうの は、「シャトルランをしながら100マス計算をする」くらいの難関なミッッションではあるのかなと。スタミナも相当ですからね、あのモフモフ。
 

◯後半
 
 なんとか追いつかんとするヴィラは前半見せたリトリートの守備を捨て、全体のラインを押し上げ攻撃に出ます。ただ攻撃に特にこれと言って工夫はなく、アグボンラホールやデルフといった個の力でシュートを放ったりファールを稼いでセットプレーで同点を狙ってみたり。

なるべく早めに試合をkillしてミッドウィークのCLに向け主力をベンチに帰したいチェルシー。前半より若干マティッチをアンカー気味にし、セスクをより前でプレーさせていきます。クエ太のオーバーラップに加え、オスカーやウィリアンといった複数人を同サイドに終結させ、数的優位を作り出してからじっくりヴィラの守備を解体していくという嫌らしい崩し方。

クエ太のクロスからコスタのヘッダー、個人的MOMのウィリアンのゴールを加え見事に試合をkillすることに成功したチェルシー、念願のクリーンシートというおまけ付きで快勝を収めましたとさ。


FT:チェルシー 3-0 アストン・ヴィラ|Oscar(7'), Costa(59'), Willian(79')

 ホームできっちり3点を取り、クリーンシート&ターンオーバーも成功したということで言うこと無しの試合となりました。このく らい余裕を持てるような時は、コスタへのアシストをしたようにクエ太の攻めももう少し見たいなあと。反対サイドには逆にもうお腹いっぱいというほど攻めあ がるサイドバッ...じゃないサイドウインガーがいますので。いや真面目な話、最近のイヴァノは攻撃のクオリティが抜群に高い。選手としてもう成熟したん じゃないかとさえ思うほどです。