うるとらんぷす

「チェルシー」という単語に対する反応が人より2.7倍速いチェルサポによる備忘録。

【PSM】"A Sluggish Circus Show" ~ブレーメン v チェルシー~

いよいよプレシーズンも後半戦に突入。今回のお相手はブレーメンです。あの懐かしのディ・サントがスタメンに名を連ねました。
 
 
 
チェルシーのメンバーはこちら。長らく待ったクルトワがついにチェルシーゴールマウスに。前線は変わらずのメンバー。アザールがベンチ入り& 残るW杯組も全員チームに合流ということで、トーレスの2列目起用も恐らくプレシーズンではこれが最後じゃないかなと。それではキックオフ。
 
 
 
【前半】
立ち上がりからいきなりクルトワが魅せます。ディ・サントが叩きつけたヘッダーのショートバウンドを片手一本でセーブ。スタジアムをどよつかせ ます。バウンドを予測するって難しいはずなんですが、流石はリーガを制したGK。このセーブの後にJTから『噂には聞いてたけど、お前やるじゃねえか』と 言わんばかりの強めのハイタッチされてました。クルトワのセーブ勿論素晴らしかったんですが、その裏でズマのクロスへの対応の甘さが露呈されてしまった シーンでもあります。組み立てももう少し丁寧にやってほしい。
 
すると左サイドのルイス&トーレスの連携をカットされ受けたショートカウンターの流れから、JTPA内でのハンドを取られPK献上。これを決 められて先制されます。ルイス、ここまでなかなかこれといったインパクトを残せてない印象。セットプレーでレフティのオプションが戻ってきたのは良いこと ですが。

追加点も左から崩されてでした。JTがサイドまで引き出されたところ、クエ太がスライドしてBOXに入りはしましたが、マークが間に合わ ず見事なヘッダーをゴール隅に運ばれ失点。これにはクルトワもノーチャンス。あと個人的にブレーメンが得点するたびに鳴る「船の出港」みたいな笛の音がす ごく気になりました。ゴール後に流れるBGMのイントロ的なものなんだろうけど、明らかに違和感あった。そんなことに不満を感じていたら、前半終了。


【後半】



後半からチェフ、ケーヒル、イヴァノ、プレシーズン初登場のミケルが登場。そしてついにあの男が帰ってきました。加入当初に着けてい た#15を背に、ドログバがピッチに送り出されます。なんだろう、すごく自然に、まるでずっとこのチームにいて何事もなかったかのように後半の笛を待つド ログバが素敵でした。『ちょっと中国とトルコで遊んできました』くらいのノリだった。とにかく、おかえりなさい。

2点を前半で奪ったブレーメンに対してチェルシーは猛攻を仕掛けたいところですが、前半からどうもチーム全体がパッとせず。連戦の疲れも あるとは思いますが、トーレスとサラーのサイドで起点が全く作れていなかったので、かなり攻撃の幅が狭くなっていました。結果、サイドからの工夫のないク ロスといういつものパターンに。

途中からアケや復帰したアザールを投入。ブレーメンのコーナーに対するカウンターからセスクがチャンスを迎えるも、チップキックは惜しくも失敗。アザールも個のクオリティの高さは見せましたが、連携面においてはほぼゼロ。まだまだ調整段階という感じでした。

終盤にはベイカーが3列目に入り、ミケルがCBにシフト。ロメウのローンが決まったし、ミケルはなんだかんだチームに残る気がしてます。 ミケルをベテラン枠としてチームの精神的柱に据えるなんて記事も見ましたが。まだまだミケルにはミドルを開発してもらう必要がありそうだ。これからもよろ しく。

結局反撃の狼煙をあげることが出来ず、最後にはアケがPA内でファールを犯しまたもPK献上。3点目を決められます。またあの「船の出港」を聞いてしまった。


【FT】:ブレーメン 3-0 チェルシー|Elia(20'), Obraniak(37'), Kroos(89')

試合後のコメントでモウリーニョが『主審はこの試合をブレーメンサポーターのためのサーカスショーとでも思っていたんだ』と主審を酷評し てましたけど、サーカスにしては少し退屈な試合だったかなと。ICCでユナイテッドやリバプール、シティを見ましたがチームの仕上がり具合では圧倒的に遅 れをとってますね。まあ次からは全員含めたチームですし、これからプレシーズンも後半戦ということでモウリーニョが自分色にチームを仕上げる姿を見守って いきたいですね。最後に、この試合でもトーレスはアケの絶好クロスをゴール前2mでクリアという荒業を披露してたけど、アケのこと嫌いなの?