【CL#3】"Master Of Correction"~チェルシー v NKマリボル~
今日のお相手はスロベニアからの来客、NKマリボル。なんでも欧州の舞台でスロベニアのクラブと対戦するのは今回が初なんだとか。スポルティング戦に続く連勝をあげ、ここらでグループステージでの立場を固めたいチェルシー。
両者スタメンはこちら。噂によるとコスタが鼠蹊部の怪我に加え、胃の調子が悪く病院にて治療を受けたそうで。英国メディアに"Mystery illness"とかなんとか勝手に名付けられてましたが、そんな胃の調子が悪いだけで盛り立てられてもねえ。英国メディアは今日も元気です。
レミーがトップを務め、キャプテンの横ではハッピー・ズマが先発。ズマとJTの親分・子分感はんぱない。ということでキックオフ。
〇攻撃のオプションを明確化したモウリーニョ
「攻撃のオプションを明確化」、つまりは何を言いたいのかというと、「これまでは個の力に頼ってなんとなく攻めていたけど、チームとしての攻撃のオプションが確立されましたね。攻撃の手札が増えましたね」ということです。ふわふわとした攻めではなく、チームとして「これ」という攻撃の形が共有され、それを選手たちのクオリティをもって体現・遂行していく。
〇攻撃のオプションを明確化したモウリーニョ
「攻撃のオプションを明確化」、つまりは何を言いたいのかというと、「これまでは個の力に頼ってなんとなく攻めていたけど、チームとしての攻撃のオプションが確立されましたね。攻撃の手札が増えましたね」ということです。ふわふわとした攻めではなく、チームとして「これ」という攻撃の形が共有され、それを選手たちのクオリティをもって体現・遂行していく。
今回は相手がマリボルということで、その攻撃の形が割とすんなりと、相手の個の力によって制限されることなく遂行できちゃったというのはありますが、そのおかげでよりモウリーニョの意図した攻めの形がピッチの上で顕著に表れていました。
― サイドで引っ張り、最後は大外。
さて、今回見ていくのはシティや昨季アトレティコも頻繁に用いていたこの「中央に集めて最後は大外」という攻撃パターンです。
今サイドに出てボールを受けたのはレミーです。恐らく前回のクリスタル・パレス戦のマッチレビューでも書いたと思うんですが、レミーはこのサイドに流れてボールを受ける動きをニューカッスルの時も何度もやっていて、得意な動きなんですよね。パレス戦であまり見られていなかったこの動きが、この試合では有効に働いていました。
サイドで受けたレミーはそこで時間を作り、味方のあがりを待ちます。そこでこの攻撃パターンの「まずは中央に集める」という作業を完了。
そこで一度BOX外にポジション取りをしているウィリアンに預けます。その間に左サイドのルイスは大外へと走り込む。チェルシーは昨季CLでアトレティコと対戦して、奇しくもこのルイス本人に同じような動きから失点喰らってます。シティで言うとサバレタを思い浮かべていたたければ分かりやすいかなと。逆サイドにはなりますが。
― サイドで引っ張り、最後は大外。
さて、今回見ていくのはシティや昨季アトレティコも頻繁に用いていたこの「中央に集めて最後は大外」という攻撃パターンです。
今サイドに出てボールを受けたのはレミーです。恐らく前回のクリスタル・パレス戦のマッチレビューでも書いたと思うんですが、レミーはこのサイドに流れてボールを受ける動きをニューカッスルの時も何度もやっていて、得意な動きなんですよね。パレス戦であまり見られていなかったこの動きが、この試合では有効に働いていました。
サイドで受けたレミーはそこで時間を作り、味方のあがりを待ちます。そこでこの攻撃パターンの「まずは中央に集める」という作業を完了。
そこで一度BOX外にポジション取りをしているウィリアンに預けます。その間に左サイドのルイスは大外へと走り込む。チェルシーは昨季CLでアトレティコと対戦して、奇しくもこのルイス本人に同じような動きから失点喰らってます。シティで言うとサバレタを思い浮かべていたたければ分かりやすいかなと。逆サイドにはなりますが。
レミーによって引き付けられたマリボルの守備陣は全くルイスを捕まえ切れず、大外からのBOX侵入に成功したルイスはオスカーにラストパス。ゴールに繋がりはしませんでしたが、見事に「サイドで引っ張り、最後は大外」という1つの攻撃パターンが嵌ったシーンでした。
〇被カウンター時のまもりかた
プレシーズンから序盤のいくつかの試合なかけて、守備の綻びとして挙げられていたのがこの「被カウンター時の守備カバーリング不足」。もっと突っ込んで言えば「イヴァノがあがって出来た穴、誰が守るの?問題」でした。開幕数試合はここの所がかなり曖昧で、マティッチがカバーにいってバイタル空いたりと、なかなかクリーンシートで試合を終わらせられない要因の1つでありました。
ちなみに言うとこの時のルイス&マティッチによる相手をディレイさせる守備は教科書通りの素晴らしい守りでした。
ボランチ(=フィルター役)+SBで相手の攻撃をディレイさせ、ウィリアンを右SBのカバーに入らせることに成功。画像を見ていただければ分かると思いますが、4枚の最終ラインが形成されてます。
前半ではありましたが、2-0というスコアの状況を考えると、失点すれば流れが悪くなる事は経験済み。終わってみれば6-0という大勝をしたわけなんですが、こういうところできっちりと守った上での大勝なんだなと。当たり前のことではありますが。
◯ズマという大器
最後にズマについて触れて閉じようかなと。後半一度コーナーから脅威の滞空時間を駆使したヘッダーを枠内に飛ばしたり と、その並外れたバネを披露したズマでしたが、とにかくパスの球速が遅い笑。基本的にここでマッチレビューを書くときは、一度試合を1.5〜2倍速で観直 してから取り掛かるんですが、倍速で見てもズマのパスだけ普通のスピードに見えたほど。あの丁寧に丁寧にパスを捌く姿は好印象なんだけども。
それほど大きな事態にはなりませんでしがプレスに対してアタフタしてピンチを招いた場面もあったので、もう少し足元うまくなればいいなあと。
ズマという大器がいずれ晩成?早成?するのを楽しみにしたいと思います。